吾輩はメモである(別館分室)

はてなダイアリーから引っ越してきました。

2011年度はこんなお仕事しました!

研究概要

本務校の研究業績書・教育業績書 2011年度分を作成中。でも入力受付期間が5月中旬まででいま書いてもすぐには反映されないので、一足お先にこちらのブログ記事で「研究概要」だけ公開してしまいます。


研究テーマ1:4肢選択式短文穴埋め問題データベース/問題作成ソフトの開発

キーワード:FileMaker データベース TOEIC 英検 e-learning moodle GIFT XML WebOCM 英語教育 教育工学 著作権

研究概要:Excelファイルに収録した問題データベースと、それを読み込んだ上で全文検索によって任意の問題を抽出し、紙媒体教材、e-learning素材、Moodle素材、スライド素材に簡便に加工できる問題作成ソフトをFileMakerを利用して開発。(問題データベースのコンテンツは共同研究者による)試作版は http://www.oit.ac.jp/ip/~kamiya/mcg/ にて公開。また著作権にも留意しながら教員自身が開発する小規模問題データベースのあり方についても検討を深めた。研究成果は学会や学外シンポジウム(https://sites.google.com/site/shudomoodle/)でも発表。
研究テーマ2:データベースソフトウェアを利用した多言語教材提示ツールの開発

キーワード:FileMaker データベース フラッシュ型 英語教育 ロシア語教育 ドイツ語教育 フランス語教育 スペイン語教育 イタリア語教育 韓国語教育 教育工学

研究概要:Excelファイルに収録した2言語対訳文データおよび付加情報を読み込んで使用するデータベースツールをFileMakerによって開発。試作版は http://www.oit.ac.jp/ip/~kamiya/rtt/ にて公開。全文検索および目視によって必要な例文を抽出し、スライド教材として多目的に利用することができる。また2011年9月から2015年3月までの計画で英語以外の6言語の教育関係者も含めた総勢11名による共同研究プロジェクトを主宰。ここではまず動詞の変化形を提示し、教室内の活動を活性化するためのツール開発も行っている。2011年度末にはヨーロッパ5言語の動詞変化形提示ツールの試作版を開発完了し、各言語の担当者に2012年度より試用いただきながら改善点などを検討していく計画である。
研究テーマ3:韓国語学習者のためのWeb辞書の開発(辞書データの整備)

キーワード:韓国語 Webアプリケーション LMS 辞書 データベース 仮想語幹 仮想語尾

研究概要:大阪大学を中心に開発されているLMSであるWebOCM/Web4uに対応する「韓国語学習者のためのWeb辞書の開発」(H19-21科研費基盤B 課題番号:19320082)の辞書データ整備作業の継承を受託。不規則な変化形が多いことから韓国語の用言はとりわけ初級・中級学習者には辞書引き学習が非常に困難であるが、仮想語幹・仮想語尾に分けてデータベース上で処理するという考え方に基づき、辞書データ蓄積を効率的に行うことができるようになっている。今後も継続して仮想語幹・仮想語尾の対応付けの精緻化を行い、より多くの変化形に対応できるよう辞書データの整備を行っていく計画である。



2012年度も頑張ります!